INTRODUCTION
イントロダクション / ストーリー
白い雪花が舞う、とある冬の日。
赤く染まる雪の上で幼なじみを亡くした主人公《  神足 こうたり 尚人なおと  》
尚人はその日を境に巡り来る冬を憂いと感じ続けていた。
そんな尚人の傍にいる友人や家族たち。
絶大な人気を誇るムードメーカー《  かわ澄 すみ ちか  》
奈央を崇拝している自分勝手な妹《  こう足 たり   》
彼女たちと過ごす何気ない日々。
そして、幼なじみの死から八度目の冬が訪れたある日。
真っ白な雪が舞い落ちる中。
大切な人を亡くしたその場所で――。
大切な人と同じ顔をした、ひとりの少女と出会う。
その少女は、小さくこう呟いた。
『やっとあえた……なおくん』